健康診断 検査データについて

検査技師関連
健康診断の結果、異常値だった人はみてほしい

会社員で働いていると毎年一度、健康診断があります。

採血の結果、血液データ、気になる方は多いのではないでしょうか。

若いころは異常値、要精密検査とならない限り気にしていませんでしたが

健康診断前に良い食生活に変えてみたり、ありのままの健康状態が知りたいと考えたり、日頃の不摂生が思い出される人もいたりと様々だと思います。

特に、視力、血圧、血糖、肝機能、脂質が一度でも悪い数値になると気になりますよね💦

異常値が出た場合にどこの臓器が悪いのか、気になる方も多いと思います。

このサイトではおおまかに、臨床検査技師の学校で人体の検査項目について学び、現在も臨床検査技師として働く私が血液データについて説明します。

血圧

血圧は一番気になる方が多いのではないでしょうか。

一般的に高値になる会社員も多いのではないでしょうか。

なので簡単に、基準値なども含めてご紹介します

こちらは高血圧治療ガイドラインで示された表です。

収縮期血圧は最高血圧、拡張期血圧は最低血圧ともいいます。高い血圧は、低い血圧は、、という言い方の人も多いと思います。

あまり最低血圧の数値で悩む方は少ないと思うので、最高血圧でお話しします。

今回の検診で123だった、、138だった、、と不安になる方もいると思います。私も前日に飲酒、筋トレを頑張りすぎていることもあります。

この表から高血圧は140以上となっています。

ただし、130を超えると高値血圧とされています。

肝機能の検査項目

まずは、おもに肝機能の数値を表しているといわれる検査項目にはAST、ALT、γーGT、ALP、ChE、LDがあります。それぞれ確かに肝機能の指標になりますが、他の臓器にも含まれていて、この項目が高いから即、肝臓が悪い!!とは言えません。診察するお医者さんは、すべての検査項目を見て、説明すべき項目を絞って患者さんに説明しています。検査項目についてそれぞれ順に説明します。

ASTとALT

AST、ALTという項目はよく目にすると思います。代表的な肝機能の検査項目です。名前が似ているのでよくわからない方も多いので先に解説します。

まず、AST、ALTの共通点について

①肝機能の機能を表す項目とされる

②どちらも肝臓だけでなく複数の臓器にある酵素なので、高値だからといって即座に肝臓が悪いわけではない。他の臓器でも上昇したり低下する。

それぞれの項目ごとに解説します。

AST(別名GOT):アスパラギン酸(ASpartate)アミノ(amino)トランスフェラーゼ(Transferase)のことで、心臓、肝臓、筋肉、腎臓などのさまざまな臓器に存在する酵素です。これらの臓器に障害が生じる(ダメージを受ける)とこの酵素が放出されます。様々な臓器に存在していますがほかの臓器よりは肝臓に貯蔵されているため肝機能の数値を表している、と多くの人に知られて

ALT(別名GPT):アラニン(ALanine)アミノ(amino)トランスフェラーゼ(Transferase)のことで、さまざまな臓器に存在しますが、主に肝臓に多く含まれる酵素です。そのため、特にALTのみが高い場合には肝障害の可能性が高くなります。

肝機能の検査項目はほかにも、γーGT、ALP、ChE、LDがあります。

γ-GT(γーGPT):多くは肝臓で合成され、胆汁とともに排出されます。腎臓やすい臓、脾臓にも含まれているため、これらがダメージを受けた際にも検査値が上下する。

おもに、飲酒との相関関係があるとされており、正常範囲にも男女差がある。(学生時代の講義では、男性の方が飲酒することが多いので、基準値の範囲が広く設けられているらしいです)

ALP:アルカリホスファターゼのことで、こちらもさまざまな臓器に含まれますが、肝臓、胆道、骨、腸、などに多く含まれます。

ChE:コリンエステラーゼのことで、肝臓で生成され、脂質の分解に関係するため、肥満や糖尿病などで上昇したり、肝臓の障害で上昇します。

LD(LDH):こちらもさまざまな臓器に含まれ、肝臓、心臓、腎臓、赤血球などに含まれます。

脂肪の検査値

脂肪の検査値について説明していきます。

中性脂肪、トリグリセロール、コレステロールなどきいたことはあるのではないでしょうか
コレステロール値はややこしいので最後まで見てもらえたらと思います。

中性脂肪(別名TG:トリグリセリド、トリグリセロールともいう):摂取された脂質は一旦、中性脂肪となり蓄えられます。エネルギー源として消費される糖質が不足すると脂質がエネルギー源として使われます。しかし、使われなかった脂質は沈着していき、動脈硬化などの原因となります。

コレステロールにはHDL‐コレステロール(善玉コレステロールといわれる)、LDL‐コレステロール(悪玉コレステロールといわれる)に分けられます。そして、この2つを合計した数値が総コレステロールということも知られています。実際はもう少しだけ複雑なのですが大まかにこの理解で大丈夫です。

HDLコレステロールは血管の壁にあるコレステロールを肝臓へ運び、

LDLコレステロールは肝臓のコレステロールを全身へ運びます。

まとめ

血圧、肝機能、脂質について説明しました。
もしかしたら健康診断で引っかかり、気になる方もいたかもしれません。
お医者さんは検査結果を総合的に判断しますので、結果が高かった、あるいは低かったからといってすぐに病気とは限りません。


今までの健康診断のデータにもよりますが、生理的変動(朝が高値になるもの、運動した後に高くなるものもあります)で高値や低値になることも多いので、少しの異常値では気にしなくてよいと思います。
基準値から外れている場合、再検査、要精密検査となるかとは思いますが、お医者さんの指示に従って経過観察していきましょう。

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